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重慶・四川省成都の旅

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重慶・四川省成都の旅

石黒廣行

今回の中国旅行は世界で一番大きな人口を持つ重慶市と三国志で有名な蜀の国の都成都を訪問することになりました。重慶市は中国政府の4つの直轄市(重慶、上海、北京、天津)の一つで、人口が2884万人で北京1961万人を上回り中国で一位となっている。東京都が1374万人の人口を考えて見ると2倍以上という事であり想像するのも大きな都市と考えられると思います。今回の旅行でどの位大きな規模であるか目で見られることは大きな楽しみであります。 一方の成都は人口で言えば、四川省の省都で1404万人を有し、ほぼ東京都同じくらいの規模と考えられます。成都の成り立ちは紀元前4世紀にさかのぼり「1年目に人が集まり、2年で町を成し、3年にして都と成る」という言葉があるように「都」が「成る」すなわち「成都」という都市が生まれた。2世紀から3世紀半ばにかけて魏・呉・蜀の三国が争った三国志の時代は劉備玄徳や諸葛亮孔明の率いる蜀の都と成った。四川省は中国西南部、長江の上流域に位置し周囲は高原に囲まれ東部は四川盆地に広がっている。また、地下資源も豊富で鉄鉱石、石炭、天然ガスが埋蔵されている。成都に対してアメリカのフォーブス誌で「今後10年間で最も成長する都市として世界第一位に選ばれている。四川省は温暖な気候と降水量に恵まれ天災が少ないことから「天賦の国」とも呼ばれています。成都市の平均気温は16.8℃で盆地に位置していることから曇りと霧が多く「蜀犬日に吠ゆ」という諺があるくらい、意味は太陽を見る事が殆どないため、たまに太陽が顔を出すと、犬が怪しんで吠えるというものである。今回の旅行中も晴れていると思うが空には薄雲が掛かり青空の晴天とはいかなかった。

1.日   程   令和元年111418日(4泊5日間)

2.行   程

  1日目  羽田    北京(乗換)             重慶市  (泊)         

                                   

  2日目  重慶  大足(世界遺産・大足石刻)重慶・磁気口古鎮 峨眉山麓(泊)

  3日目 峨眉山麓(世界遺産)報国寺  楽山大仏(世界遺産) 成都市  (泊)

  4日目 成都市(成都パンダ繁殖研究基地・四川料理博物館・都江堰 成都市(泊)

  5日目  成都市内観光   武侯祠    成都空港           成田     

北京から乗継いで重慶空港から重慶へ向かう道路からの景色、高層ビルの林立する重慶市の夕焼け、流石に中国最大人口の市である

人民大礼堂は西南局書記をしていた�小平が1954年4月に政治、文化行事に使用される建物を推し進めて建設した

重慶市内の有名な火鍋料理屋美味しかった

商業地区である洪崖洞(ホンヤートン)斜面の多い地形に高低差をなくした所に建物を建てる様式(吊脚楼の建物)

長江と重慶センタービジネス街の夜景、遊覧船、ビル壁面のイルミネーションが綺麗だった

長江と重慶大橋を背景に

重慶から西へ90キロにある世界遺産の「大足石刻」年代は9世紀から13世紀に造られた

北山石刻群は山頂付近から約500mに1万体以上の石で刻まれた大小様々な石刻群です

釈迦涅槃像は幅31m、高さ6.8mで世界最大の涅槃仏で慧眼をわずかに閉じて横たわる

磁器口古鎮は嘉陵江のほとりにあり、明の時代に物資が運ばれ、清の時代は工芸品が集まる

周りのお店は清の時代の建物が続いており、昔はこの辺りで磁器物の店が多かったが現在は飲食物や物品の販売が主となっている

日本で言えば上野のアメ横みたいな雰囲気で地元中国人にも大変人気のある場所で大変に混んでいて活気のある商店街でした

中国4大仏教の聖地の峨眉山3099m(山の形が少女の眉のような形)の入り口です

峨眉山麓の報国寺の山腹にある、砂岩の岩を削り石像の大きさにビックリする

楽山大仏の全身を見るのは遊覧船からで、この楽山港から30分で到着します

遊覧船の上からだけが楽山大仏の全景を望むことが出来ます

楽山大仏の全高は71m幅59mで近代以前に造られたものでは世界最大。足元の人達から大きさが想像出来ました

楽山大仏の前ではサービスで停船してくれた

野生パンダが発見されパンダの保護を目的にパンダ繁殖研究研究基地として設立された

入り口からパンダのいる所まで30分位、竹のトンネルを歩いた

パンダは地元の中国人にも大変人気がありパンダの居る所は大変混んでいた

日本では見ることが出来ないが保育器の中に生後3か月のパンダを展示していた

四川料理博物館の中にある豆板醤の熟成甕が並んでいた

熟成中の豆板醤3年経っているので辛そうに見えるが、味はまろやかであった

駐車場から都江堰の全景を見下ろす、紀元前の秦の時代に原型となる堰が造られた

漢江に架かる吊り橋は宋代に建設され当時は竹や木で造られていた

「魚嘴」は適切な比率で本流と灌江に分ける普段は4割が本流へ、洪水時は6割が本流に流れ灌江戸へ流れる水を調整し洪水を防いでいる

水量の調節するために使用する重しで、竹を編んだ中に石を詰めて造ったもの

成都市内にあるマーボドーフの専門店

本場の麻婆豆腐を十分堪能しました

成都にある武侯祠・三国志の聖地とされている蜀の丞相の諸葛亮や主君の劉備を祀る

農民から成りあがった蜀の皇帝となった劉備、主君の証である笏をもっている

蜀の丞相の諸葛亮孔明の像、トレードマークの羽を持っている

出師の表は臣下が出陣する際君主に奉る文書、蜀の丞相である諸葛亮が皇帝劉禅の奏上した

蜀の皇帝劉備の墓、この墓の裏手に劉備の墳丘高さ12m一周180mがあります

劉備の墓である恵陵の奥にある、竹林と赤い壁の美しい道となっていた

 
 

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